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全国賃貸住宅新聞9月度寄稿しました

2020.09.09 ニュース

毎月、月初にお届けしている連載
“ひと工夫で大変身 関西のホームステージング”
(#全国賃貸住宅新聞 )が発行されました。

原文は以下の通りです。

ホームステージングは、言葉として定着してきましたが、日本では欧米のように業として定着していません。仲介業者へ広告費を支払うことには馴染みがあっても、ホームステージングに費用をかけることに躊躇するオーナーも多いと思います。効果が見えないものに、予め投資はしにくいという意見はごもっともですので、私たちホームステージャーが成果をシェアしていく使命を担っていると思います。

「成約が決まったらリフォームします」。このような物件がお客様に受け入れられるでしょうか。入居希望者がネットでピンポイントにお部屋探しをする世の中、ホームステージングもリフォームと並列で重視する時代がくるように働きかけたいです。

といっても、仲介業者への広告費に比べればもっと手頃に、オーナーの皆さん自身がそれぞれホームステージャーとなり、少しの工夫で物件をワンランクアップすることはできます。エントランスや玄関部分のみを演出したり、手持ちの家具を活かして小物で季節感をプラスする一角を作ったりと、すべての部屋を完璧につくり込む必要はなく、まずは写真映えする(ネットやマイソクチラシに使える)ワンシーンを仕上げることを目指してみてください。

私がおススメしているのは、観葉植物を置くことです。緑が配されることで、雑誌の切り抜きのようなシーンが撮れます。フェイクグリーンも最近は精巧にできています。でも私は敢えて生きた植物を使い、緑がもたらすフレッシュな空気感、心地よさを現地で体感いただくことにもこだわっています。そして、水やりに行く頻度で物件を気にかけ足を運ぶことで見えてくる「おもてなし」の心も大切だとお伝えしています。